ドラマ「コウノドリ」って皆さん見たことありますか?
最近、TikTokとかで原作漫画の切り取りが流れてくることがあり
内容に興味が沸いて、しかも俳優陣が豪華なこともあって一気見したんですね。
で、感想を一言でいうと
勉強になるわーーーーー!!!>>>>>面白い
って感じです。
面白くないわけじゃなくて、面白い以上に勉強になる内容で
「出産について知る」みたいな大学の授業の講義があれば
その教材としても使えるんじゃないかと思います笑
ドラマの内容は、ペルソナ総合医療センターで働く産婦人科医を中心とした医師と
様々な状況置かれた妊婦、夫婦、家族との葛藤が描かれたヒューマン医療ドラマといった感じでしょうか。
誰でも言えるありきたりな感想ですが
無事に出産を終えられることは本当に奇跡なんだなと思いましたね。
ドラマの中の妊婦や夫婦の気持ちに感情移入して
何度も鼻水たらして泣きました。
どの回も名場面があったかと思いますが
今回は私が印象に残った2つの話
- 第5話 中学生が妊娠、赤ちゃんはどうなる?の話
- 第7話 自然分娩にこだわる妊婦の話
について(タイトル適当です)感想といろいろ気づくこと考えることがあったのでお伝えします。
第5話 中学生が妊娠しちゃう話〈ネタバレあります〉
この手の話はたくさんあるので、大体のあらすじは分かると思います。
妊娠の知識のない中学生同士でやることやっちゃって
子供できちゃいましたどうしようって話ですね。
で、最終的に中学生2人は赤ちゃんを特別養子縁組に出すことになります。
途中、特別養子縁組をサポートする団体の長に
産婦人科医が話を聞きに行く場面があるんですが
ここで団体の長が言った言葉がすーごく印象に残りました。(うろ覚えですが)
「特別養子縁組は子供が出来ない親のためのものじゃない。
産まれてきた子供の福祉を守るための仕組みだ」(ニュアンス)と言ったんです。
私はこれに、「はっ」としました。
私の認識はこうだったんです。
特別養子縁組は
育てることが出来ない親と子供が出来ない夫婦を繋ぐためのもの。
なんとなく皆さんもそう思いませんか?
実はそうじゃないんだ。
外観はそうかもしれない。でも子供はものじゃない。
「これ持っていないんだったら、私はもっていられないから、あなたに渡すよ。」
そういうものじゃない。
この一言で、特別養子縁組は
なんの罪もなくこの世に産まれてくる子供の未来を守るためのものだったんだと気づかされました。
ただ、特別養子縁組の赤ちゃんに限らず
産まれてくるすべての赤ちゃんの未来は守られるべきとも思いますよね。
親ガチャという言葉がいつからか出てきましたが
それくらい、今は、どの親の元に産まれてくるかによって、子供の未来が変わってしまうってことですよね。(それがすべてではないと思いますが)
特別養子縁組だって、結果的に虐待に発展してしまうリスクも作品の中で指摘されていました。
子供の未来をすべて平等にすることはできません。
赤ちゃんが産まれるということは神秘的で奇跡的で感動するものですが
同時に、育てる責任が発生しますよね。
だから、ただ赤ちゃんが欲しいということではなく
1人の人間の人生を形成する責任を持って子供は産むべきだと私は思います。
重い捉え方ですかね?でも私はそう感じました。
第7話 自然分娩にこだわる妊婦〈ネタバレあります〉
これは私にとってはとっても新鮮な話でした。
だって私、自然分娩ってなにか知りませんでしたから!
言葉は聞いたことあったけど、説明はできない。。。。
調べると、医療が介入することなく陣痛→出産となる分娩のようです。
さらに知らなかったことがもう1つ
自然分娩にこだわる妊婦さんがいるってことを知らなかった!!!
この「コウノドリ」7話で登場する妊婦さんは、お医者さんのいる病院の産婦人科ではなく
助産師さんの運営する助産院で出産したい、誘発剤なども一切使いたくないと強く思っています。(もちろん病院にも助産師さんはいます)
話は、助産院での出産にこだわる妊婦さんが
出産時に病院へ行かざるを得ない状況になり、葛藤の末、病院にてお腹を開いて出産となります。
なぜ産婦人科の先生達がこの妊婦を知っているかですが、助産院での出産を希望していても病院の検診は決められた回数?行かなきゃいけないようです(これも知らんかった。。。)
この話を見て思ったことが
え?何かあったときのためにお医者さんいた方が安心やん!
自然分娩でも帝王切開でも同じ赤ちゃんが産まれるやん!!
だから、この話に出てくるような妊婦さんほんとにいるの?って思ったんです(無知ってコワイね)
で、いろいろ調べて見たわけですが自然分娩にこだわりたい人は結構いるようですね。
これは大変学びになりました。
この話での気づきはもう1つ。
なぜこの妊婦さんが自然分娩にこだわるのか、なぜあんなに拒んでいた病院での出産を承諾したのかというところ。
ここが私はなんとなく引っかかったんです。
少し考えた結果、どちらも彼女の信頼している人の影響を受けているなって思ったんです。
自然分娩へのこだわりは、
自分の母が自然分娩で姉弟を出産するところを見ていたこと(これがあるべき出産のかたちと強く認識)
なぜ病院での出産を承諾したのかは、
お世話になっている助産院の院長が、帝王切開で子供を産んでいたことを知り、手術を決断。
極端な見方かもしれませんが
こういう強い思考や思想には、外部からの影響(環境)によるものが大きいと感じました。
この妊婦は自然分娩でければいけないというとても強い考えがあったのに、院長の言葉を聞いてハッとし、どこか肩の荷が下りたようにも見えたので、そう感じたのかもしれません。
どんな考えにも、その人の過去の経験や環境が影響していることはごく当たり前のことなんですけどね。
シーズン2があるらしい
聞いたところによると、「コウノドリ」はシーズン2もあるようですね。
これは嬉しい、また週末の楽しみが増えました。
「コウノドリ」は医療ドラマ、お仕事ドラマとしても楽しめますし
主人公のこうのとり先生が産婦人科医×ピアニスト+ライブ放棄→手術行く+夜勤ありみたいな
現実ではありえない、漫画原作がでているところも私は面白かったです笑
あとはやっぱり、出てくる赤ちゃんが本当の赤ちゃんというところ(え?そうですよね?)
こんなにたくさん赤ちゃんが出演するドラマは他にないでしょうね。
とにかく、こういう学べたり、考えさせられたり、気づかされるドラマは大好きです。
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