一度しかない学校生活は、友達と楽しく過ごしたいものです。
なのに「友達がいない」「学校がつまらない」という人がいます。
あなたが今、友達がいないのであれば、学校生活を窮屈に感じることがあるかもしれません。
もうすでにそんな気持ちになっている人も多いでしょう。
- 新学年のクラス替えで友達を作れなかった
- ひょんなことで人間関係がこじれて孤立している
- 転校して新たな環境に馴染めない
- 友達がいないことが辛い、学校へ行きたくない
- 学校で孤独を感じる
- 今更友達を作るなんて多分無理
こんなことを感じている学生さんも少なくないです。
この記事はそんな友達がいない中学生、高校生のあなたと「友達がいない」ことについて一緒に考える内容です。
筆者は、中学時代に転校を経験しました。
そして新たな環境に馴染めず、結局友達を作れないまま卒業しました。
厳密には友達みたいな人はいました。しかし卒業式から連絡を取っていません。それっきりです。
お互い友達いない同士の付き合いで、本当の友達ではなかったと今では思います。
転校してからの学校生活の感想は「つまらなかった」の一言です。
しかし、社会人になった今思うことがあります。
友達がいない自分を不幸と思う必要は全くない!あなたの友達は必ず現れる!ということです。
友達がいないせいで学校が楽しくない、むしろ毎日行くのが辛いあなた、一緒に学校で友達がいないことについて考えてみませんか?
では、本題に入りましょう。
なぜ学校で友達がいないと辛いと感じるのか
なぜ学校で友達がいないと辛いと感じるのか、この答えは明白です。
友達がいた方が学校生活が楽しいからです。
あなたの人間性に相当な問題がなければ、これまで友達がいた経験は少なからずあると思います。
楽しい事も嫌なこともわかり合える友達がいると、下記のようなメリットがあり、学校生活が楽しくなります。
- 楽しくいろんなことを共有できる
- 好きな芸能人の話ができる
- くだらないことで笑い合える
- 先生の愚痴を言い合える
- 文化祭・体育祭一緒に楽しめる
一方で、友達がいないとどうでしょうか。
イベントを楽しめる相手がいない、学食も1人、教室移動も1人、世間話すら誰ともしない、不満を愚痴る相手もいない、そんな毎日を送ることになります。
「友達なんていらない」とあなたが本気で思っているのであれば問題ありません。
しかし、友達がいないことを辛いと感じるのは
友達がいる学生生活がうらやましいから、自分もそうなりたいからです。
そのため、友達がいないと、なんだか自分が不幸に感じたり、惨めに感じることがあります。
やっぱり学校生活は、友達がいた方が絶対に楽しいです。
学校生活で友達を作るって実は簡単ではない
学校は友達がいた方が楽しい、ならば、友達を作る努力をすればいいです。
でも「それが出来れば苦労しないんだよー!」って感じですよね。
学生であれば友達は自然とできるもの、なんて思いますが
今、振り返ると中学・高校生の友達作りは社会人の友達作りより難しいと思います。
社会人は様々なコミュニティがあるし、行動範囲も広く確保でき、お金もあります。
自分から同じ趣味の人と交流する機会をどんどん作ることが出来ます。
しかし、中学・高校生はそういったところで自由度が低いため
ある程度決められた範囲で友達を探さなくてはなりません。
学校生活で一番友達ができやすいタイミングとして、学年が上がった時の4月があります。
中学・高校のクラスの人数は大抵30人前後です。
よく考えると、30人というめちゃめちゃ少ないコミュニティの中で人間関係を築き、わかり合える人間(友達)を見つける必要があるのです。
これって結構難しいことだと思います。
そもそも学生生活で出会える人の人数そのものが少ないのです。
その中で友達を作るというのは、当たり前に思えて実は難しいことだと思います。
誰も助けてくれないなら、自分で頑張るしかない
クラスメイトで友達がいないあなたを見て、助けてくれる人はきっと多くないです。
みんな同じように友達作らなきゃと思っています。
どうにか1人でも友達を見つけて、移動教室で1人にならないように、休み時間1人にならないように、学食で1人にならないようにしたいのです。
結局のところ、みんな自分が大事なのです。
この状況で、もし助けてくれる人がいるのであれば、その人を大事にして下さい。
そして助けてくれる人がいなければ、やはりあなた自身が友達を作る努力をする必要があります。
あなたが緊張してしまって本来の自分が表に出せないとしましょう。
そうであれば、相手に対してフレンドリーになる努力をしましょう。
- いろんな人に話し掛ける
- 思いやる気持ち、笑顔を忘れない
- 部活に入る
- 他人に興味を持ってみる
興味がある人や話し掛けやすそうな子、この子なら気が合いそうと思う子には話し掛けてみるのもいいでしょう。
少しだけでも実行できそうであればやってみて下さい。
意外とすんなり友達が出来るかもしれません。
しかし、ある程度仲良しグループが出来ていたり、自分はおとなしい人なんてイメージがついていると、行動に移すのが難しいかもしれません。
親や先生に相談しても解決できることは少ない
友達がいなくて辛いのであれば、親や先生に相談する方法があります。
しかしそれは解決法の1つにすぎません。
親や先生はあなたの悩みを聞くことができます。
ですが、親や先生が出来るのは悩みを聞いて、有効なアドバイスを教えることしかできません。
「はい、この子が今日から友達になります」と友達を連れてきてくれるわけではないのです。
根本の問題は相談しても解決できません。
要は、相談したとしても、それによってあなたがどんな行動を取るかが重要です。
あなた次第なんです。
中学、高校3年間が人生のすべてではない。
なんかいろいろ友達を作る方法について考えて見たけれど、もう自分を変えてまで友達を作る気持ちにもなれない、けど、友達がいないまま学校生活をおくるのも辛い。
そう思う気持ちは分かります。
でも、中学・高校の学校生活があなたの人生のすべてではありません。
私たちは「学生生活は青春して過ごせ」という学生生活の一般モデルを一方的に提示されています。
青春恋愛映画や少女漫画がそれにあたります。
私も憧れていました。
中学・高校ではきっとたくさん友達作って、時には喧嘩をして仲直りして、学校も休日も一緒に楽しんで、好きな人もできてきっと楽しい学校生活が待っているんだと。
ただそんな「学生生活は青春しよう!」なんてメッセージを受け取ってしまうと
今を楽しんでいない自分は取り残されている、人生損しているような気持ちになるのです。
だからといって、学校生活で必ず友達を作ろうとしなければいけないのでしょうか。
無理して友達作るのが一番ムダ、あなたの友達は必ず現れるから
筆者一番思うことは「今はいなくても、あなたの友達はいつか必ず現れる」ということです。
第一に、友達がいない自分を責めないでください。
すでに述べた通り、学校で友達がいないと自分が不幸と感じたり、寂しい人と感じることがあります。
しかし、それはクラスメイト30という限られた人数の中に
あなたの友達になれそうな人がいないだけです。
クラスで友達を作ることも出来ない自分は、性格が歪んでいるのではないか、集団になじむことが出来ない人間なのか、人と関わることに向いていないのか、自分は人から好かれない人間なのかと、自分の性格がおかしいのではないかと考えることもあるでしょう。
もしかしたらあなたはクラスで「変わっている人」「関わりづらい人」「空気が読めない人」なのかもしれません。
でも、大人になるにつれて、皆が考える「友達が出来る人」の像は多様化していきます。
つまり、「コミュニケーション能力が高くて明るい人が友達が出来やすい」が
「コミュニケーション能力がなくて暗い人が友達が出来ないわけではない」ということです。
あなたの性格が一般的に考えられる「友達の出来る人の性格」と違っていてもいいのです。
あなたが何かに打ち込んだり、趣味を楽しんだりしていれば、心通う相手がどこかであらわれます。
ここで言いたいのは、何もしなくてもあなたの事を分かってくれる人が現れるということではなく、あなたが何かを目指して取り組んでいれば、現れるということです。
目指すものは大げさなものでなくていいのです。
- バンドのライブにいきたい
- 志望校にいきたい
- いつか東京に行きたい
- 英検合格したい
- バイクの免許を取りたい
何でもいいです。
何かに取り組むことが、人と関わる機会を作ってくれます。
無理して人と付き合っていても何の財産にもなりません。
友達がいない自分を惨めに思い、見せかけの友達グループに入ったとして
無理して3年過ごしても、卒業後に友人関係が続かなければその努力は一体何のためのものだったのかわかりません。
心分け合える友達に出会いたくありませんか?
でしたら、無理して付き合う人間関係なんて時間の無駄なのです。
その時間を自分のために使って、今後出会うであろう友達のことを考えてみませんか?
まとめ
私が中学を卒業するときの気持ちは
「私のことを知っている人がいない環境にいける、解放された」という気分でした。
私は自分がそんなにつまらない人間だとは思っていませんでしたが
新たな環境に馴染めず、萎縮してしまい、結局だれとも本当の友達にはなれませんでした。
でも今は、多くはないけれど打ち解け合える友達がいます。
社会人になってからできた友達もいます。
今が楽しくなくても、どうってことありません。
なぜならあなたの親友との出会いは明日かも知れませんから。
友達がいないことを悲観せず、
学生生活をあなたのやりたいことをやってみる時間にしたらいかがでしょうか。
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